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2024/02/09

消費者の笑顔が励み【ネットワーク東海1月4週号 トップ】

「出会いに感謝し、家族でイチゴと米を作っています」と話すのは、いなべ市にある多湖(たご)農園の多湖文貴(ふみたか)さん(46)、美恵(みえ)さん(46)夫妻。「いちご一会」の名前で、夏シーズンはカフェも運営する。
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いなべ市員弁町で、イチゴをハウス8棟約18㌃で作付けするほか、約12㌶で水稲、約6㌶で小麦と大豆の栽培に取り組む。
イチゴ狩りを楽しめる農園の敷地内には、直売所やカフェを併設。多角的な経営に取り組む。
文貴さんが父の一(はじめ)さんから農業を引き継いだのは、15年ほど前。元々、文貴さんはイタリアンレストランに勤務していた。多湖農園のイチゴと米を食べた利用客の「おいしい」との声が、就農のきっかけになったという。
多湖農園を引き継いだ翌年からイチゴの高設栽培を行う。最大のメリットは、作業のしやすさだという。パート従業員やイチゴ狩りの来場者が収穫する際の負担軽減に一役買っている。
土耕栽培と比べて培地の温度が低くなるため、生育の不良が懸念されたが、ハウスの温度管理をIoT(モノのインターネット)技術によって管理することで解消。品質の高いイチゴ生産が可能となった。
また、ハダニなどの害虫に悩まされていた多湖農園では、イチゴ苗への高濃度炭酸ガス処理を実施している。定植前の苗を専用のビニール袋でかぶせて密閉させ、高濃度炭酸ガスを中に充填(じゅうてん)。24時間密閉させると、寄生しているハダニなどをほぼ死滅させる効果がある。防除効果が高く、農薬使用の削減が可能だ。この方法を取り入れた結果、多湖農園が理想とする農薬が少ない生産に一歩近づいた。
◎水稲には有機肥料/牛ふん堆肥を投入
水稲については地元で製造された牛ふん堆肥と有機肥料を投入。農薬の使用を抑えて栽培する。文貴さんによると、いなべ市は土壌に粘り気があり乾燥しにくく、米作りに適した地域。胸を張るほどで、消費者を笑顔にさせてしまうぐらいのおいしさがあるという。
多湖さん夫妻は「一から作ったものを食べてもらい、お客さまの笑顔に出合えるのがうれしい。父母から受け継いだ農業を次世代につなげていきたい」と話す。

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