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農業共済新聞

こだわりの伊賀産コシヒカリで販路拡大をめざす【ネットワーク東海4月2週号】

2022-04-22

伊賀市の和田昂輝さん(28)は、水稲「コシヒカリ」と「夢ごこち」を30㌶で栽培するほか、水稲苗の生産・販売を手掛ける。

元々、父親の満さん(64)が農業者だったことで、早くから後継者としての意識を持っており、大手農機具メーカーで働いた後、25歳で就農した。農薬使用を抑制し、化学肥料を使わない特別栽培米は、安全性と食味の良さに定評があり、大阪府の料理店などで提供されている。また、伊賀産コシヒカリは県外から直接購入に訪れるリピーターがいるほど人気だ。

作業を終えた昂輝さん

和田さんにとって農業の良さとは「成果が目に見えること」と話す。毎年、同じように作業を行っているつもりでも、まったく同じ状態の米ができるとは限らない。「農業の難しいところでもあり、面白さでもありますね」とほほ笑む。
良食味米を追求するため、あえて収量を抑えて栽培。かえって台風などによる倒伏防防止につながっている。
販売先を分散することで、販売価格の低下や取引先の倒産などのリスク回避に努めるとともに、収入保険に加入し、さらに安定した農業経営を見据える。「補償があることで、安心感が強まりました」と話す。
目標としていた現在の作付面積は、3年で達成。今後は規模拡大ではなく、作業の自動化や省力化に取り組みたいという。例えば、パレタイズ (荷積み)ロボットの導入や袋詰め作業の自動化などで、少人数でも効率よく農作業を進めることができる。
「伊賀産の米のおいしさを広めたい」と和田さんは、個人販売の契約をさらに広げたい考えだ。

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