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農業共済新聞

消費者にベストな果実提供【ネットワーク東海2月2週号】

2022-02-21

 「潤いと感動をもたらせるイチゴを作りたい」と話すのは、桑名市長島町でイチゴの観光農園「湾岸ベリーファーム」を営む山下祐(やました・ゆう)さん(48)。ハウス13㌃で「章姫」や「紅ほっぺ」のほか、酸味と風味、形が四つ星級であることが由来の珍しい品種「よつぼし」を栽培している。

規模拡大や海外での販売も視野に入れているという山下さん



 2019年にオープンして以来、経営は主に観光農園と直売。口コミで集客してきた。

 「ちぎった瞬間から劣化が始まるため、すぐに食べてもらいたい」と山下さん。消費者にベストな状態のイチゴを味わってもらえる観光農園や直売が一番の理想だという。

ヘタのギリギリまで赤い完熟したイチゴ



 湾岸ベリーファームのイチゴ狩り体験は2時間制。経営効率としては悪いが、ゆっくりとイチゴを味わってほしいという思いが込められている。また、グループごとに高設栽培の棚を独占できるようになっており、他の来園者を気にせず楽しむことができる。

 「良い味にするためには機械的な栽培ではなく、人の手を多く入れること」と話す山下さん。これまでは高設栽培の培土を毎年継ぎ足してきたが、今年は培土を一から見直し、今までの生産体制に加えて最新技術を取り入れるなど改良を重ねている。

 イチゴの品質や充実したサービスから県内外からのリピーターが多く、イチゴ狩りの予約は直近1カ月先まで埋まっている。よつぼしはオープン後、直売ですぐに完売してしまうほどの人気だという。

 山下さんは「この農園のイチゴが一番好きだという声やおいしいとの声が毎日の励み。農業は頑張っただけのものが返ってくることが魅力だと思う。これからも喜んでもらえるイチゴを提供していきたい」と話す。

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