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2026/03/05
ブランド牛「御伊勢牛」生産【ネットワーク東海2月2週号】
ブランド牛「御伊勢牛」生産/清潔な床と栄養豊富な飼料で/おいせ畜産合同会社・大紀町
大紀町に牛舎を持つ「おいせ畜産合同会社」では、一頭一頭に愛情を注いでブランド牛「御伊勢牛」を生産し、精肉の出荷まで責任を持って見届ける経営姿勢を貫く。
代表社員の岡田秦名(はるな)さん(29)は、夫である「株式会社岡田畜産」代表取締役の岡田裕城(ゆうき)さん(43)との結婚を機に畜産の世界へ入った。秦名さんは「愛情をたっぷりかけて育てているから、出荷の日はやはり寂しいですね。しかし、区切りをつけなくては」と話す。
肉の解体や内臓の処理、配達まで全て自ら行うのも信念の一つ。大切に育てているからこそ、どの店舗で、どんな消費者が食べているかを自分の目で確かめたいという。
秦名さんは「幸いにも実家が焼き肉店だったので、肉のさばき方などの技術は家族に教わりながら身に付けました。ラッキーだし、もう牛に運命を感じます」と笑う。
丁寧に飼育しており、清潔な床と栄養豊富な飼料で、牛が安心して過ごせる環境づくりに努めている。
また、一般的に繁殖農家では、生まれた子牛を母牛から早期に離して粉ミルクで育てることも少なくない。「確かに生産体制を維持しようとすれば、その方法をせざるを得ない場合もあります」と秦名さん。「しかし、うちでは人が手を出し過ぎず、生まれた子牛は必ず母牛と過ごさせています。添加物のない母牛のミルクで育ち、自然に乳離れを迎えるまで見守ります」と一切妥協しない姿勢を示す
裕城さんも秦名さんの成長の早さに驚いているという。「まだ数年なのに、ここまでの牛を育て上げるのはすごい。若い考えと昔ながらの方法を柔軟に取り入れていて感心する」と話す。地域に根差し、生産から消費まで〝責任の輪〟を自分の手でつなぐ姿勢を、畜産の新たなモデルとして若い世代に広めていく。
