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2025/12/15
二人三脚で全国にトマトを【ネットワーク東海12月2週号】
二人三脚で全国にトマトを/畑野洋介さん、美咲さん・三重県熊野市
【三重支局】熊野市でトマト約13㌃を栽培する森本農園の畑野洋介さん(36)、美咲さん(45)夫妻を訪ねました。
Q 農業を継ぐと決めたきっかけは?
洋介さん 義理の父が農業を辞めると聞いて、トマトが苦手だった自分でも食べられるほどおいしいトマトが無くなるのはもったいないと感じたからです。お互いの両親には「本気なのか」と何回も確認されましたが、最終的には喜んでくれました。
美咲さん 夫が「トマト農家をやろうか。もったいないし、このままだと絶えてしまう」と言ってくれたことがきっかけです。やりたいことをやってほしかったので、農業を継ぐと決めてくれてうれしかったです。
Q トマト作りで大変なことは?
洋介さん 肉体労働なので体力的にきつい時はありますが“大変だ”と思ったことは一度もないです。年々試行していくのが楽しいですからね。
美咲さん 気温の高い日が続くとコナジラミが発生することです。農薬をいかに減らしながら作れるかを考えながらやっています。
Q 農業をやっていてうれしかったことは?
洋介さん 去年、児童と中学校の生徒に収穫作業を体験してもらいました。みんな楽しんでくれていたので、またやりたいです。
美咲さん お客さんがうちのトマトを贈り物に選んでくれて、自分たちのトマトによってご縁が広がっていくのがとてもうれしいです。
Q お互いに一言。
洋介さん 一緒に継いでくれてありがとう。その支えがなければ成り立っていないので、これからも協力しながら全国に広まるようなトマトを作っていこう。
美咲さん 私にないものをたくさん持っていて尊敬しています。地域の方とも仲良くする姿を見て、より頼れる存在になりました。これからも仲良くやっていきましょう。
