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2025/09/09

微生物で生ごみが土に近い状態に【ネットワーク東海9月2週号】

家庭用消滅型コンポスト/西出来美さん・松阪市

松阪市若葉町の着付け教室講師の西出来美(にしでくるみ)さん(41)は、家庭用の消滅型コンポストを使い、環境に優しい生活を目指している。
消滅型コンポストを使い始めたのは2025年2月ごろ。最初は分解が進まず、レモンの皮のように分解しにくい生ごみが長く残る状態だった。微細化や電子レンジでの加熱など試行錯誤を重ねたが効果は乏しく、難しさを痛感したという。
転機は、気温上昇によって訪れた。夏になり、好気性微生物の活動が活発になったとみられ、白いカビのような塊が出現。手で崩すと土に近い状態へと変化していた。虫も付かず、臭いもない。西出さんは、微生物が「酸素・栄養・水分」のバランス下で活性化する構造と合致したと考える。
市の3R(Reduce/Reuse/Recycle)サポーター会議にも参加。高齢のベテランから土の水分率の測定法を教わった他、「消滅型コンポストには好気性バクテリアが働くため〝ボカシ〟の使用は向かない」といった具体的な助言を得た。西出さんは「分解の成果を目の当たりにして、諦めずに続けて良かった。コンポストのある暮らしをもっと広めたい」と笑顔で話す。


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