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農業共済新聞

自家の稲わらを丹精込めて【ネットワーク東海1月1週号】

2022-01-07

無病息災や魔除けとして正月に飾られる「しめ縄」。東員町の水谷(みずたに)徹夫(てつお)さん(89)は毎年、神社に奉納する特大のしめ縄や家庭用のしめ縄を手作りで編む。

北勢線で電車の運転手として長年勤めていたが、55歳で定年後、手先の器用さを生かし現在までの34年間編み続けてきた。

「編み始めると時間がたつのを忘れてしまいます」と話す徹夫さん。丹精込めて作ったしめ縄は、しっかりとしていて奇麗と評判だ。使用するわらは例年、自分の田んぼの稲わらを使う。今年は転作のため田植えができず、知り合いから譲り受けたわらで製作した。
「しめ縄作りで大切なことは、わらを良い状態で乾燥させること。見た目の色が良く、丈夫にできます」と話す。

新型コロナウイルス流行以前は、老人施設や公民館などで「しめ縄教室」の講師として、しめ縄作りの普及に努めてきた。その際、教室に参加した子供たちから感謝の手紙をもらうのが一番の喜びだったという。要望があれば今後も教室を開きたい考えだ。

「しめ縄作りは生きがいです。これからも喜んでくれる人がいる限り、生涯しめ縄作りを続けていきたい」と話す。

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