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農業共済新聞

バランスよい米作りへ【ネットワーク東海11月2週号】

2021-11-10

 大浦正裕(まさひろ)さん(51)、菜緒さん(24)、玲奈さん(22)親子は、鈴鹿市白子町で水稲約25㌶を栽培している。

 兼業農家だった正裕さんは、父の代からの耕地に加え、地域の耕地を任されるようになったこともあり、専業農家に転身。同時期、菜緒さんと玲奈さんも家業を手伝う形で就農した。

 「効率的な作業のため、父のように的確な判断力を養いたい。生育具合で作業のタイミングをつかめるとうれしい」と菜緒さん。正裕さんは「設備次第では女性でも楽に作業ができるはずなので、もっと工夫していきたい」と話す。

 家族の性格や着眼点に対して、適材適所を意識しているという正裕さん。天候などによる不規則な予定変更にも、家族ならではの連携でスムーズに対応している。

 菜緒さんと玲奈さんが「作業に夢中になると、なかなか帰ってこない」と口をそろえるほど、正裕さん一つ一つの工程で妥協を許さない。「自然相手なので計画通りにいかないこともあるが、それが苦労であり楽しさでもある」と話す。

 育苗は露地で行っており、活着が早ければ2日ほどで根が付く。根が付いてからじっくり育つことで軸が太くなるのが強みだ。


↑「父を見習い、経験を積んでいきたい」と話す菜緒さん(中央)、玲奈さん。右が正裕さん

 今後について「何でも追求することはもちろん、労力・コスト・品質のバランスを大切にしたい。長い目で見て、効率的な耕地管理を目指していく」と話す正裕さん。玲奈さんは「女性としてはまだ珍しいことかもしれないが、農家という職に誇りを持っている。消費者に選んでもらえるおいしいお米を作っていきたい」とほほ笑む。

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