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農業共済新聞

人と自然に優しい農法追求【ネットワーク東海8月4週号】

2021-08-24

 「一生懸命に気持ちを込めたお米を届けたい」と話すのは、度会町の陰地(おんじ)伸哉(しんや)さん(34)。妻の盛希(さとみ)さん(30)と2人で、「ミルキークイーン」を中心に水稲11㌶の栽培に取り組む。

 農業法人で働く中で、消費者と直接関わりたいとの思いから独立し、米のオンラインショップ「おんじ屋」を開設した。

 「普段から買い物でインターネットを利用するが、段ボールで商品が届くだけなので、相手が見えず冷たい印象を受けてしまう」と話す盛希さん。さまざまな商品がある中で、おんじ屋の米を選んだ消費者に対して感謝の気持ちを伝えるため、親しみのあるパッケージ作りや手紙の同封などをしている。


↑将来は、直売店舗を持ちたいという陰地さん夫婦

 ミルキークイーンは、もちもちとした食感と濃い甘味が特徴。冷めても柔らかくうま味があるため、弁当にしてもおいしく、「子供が米を残さず食べるようになった」との声が届く。

 人と自然に優しい米作りを追求。化学農薬や化学肥料の使用を抑えて、わらやもみ殻、米ぬかといった米由来の資源を使う。「元々自然にあるものを生かし、本来のおいしさを引き出した米作りをしたい」と伸哉さん。見た目や収量だけを重視するのではなく、田んぼにすむ生き物たちに思いやりの心を持つ、米作りをするよう心掛けている。

 「今後は従業員を雇い、栽培方法やお客さまとの関係性を変えることなく面積を拡大していきたい」と話す伸哉さん。将来は直売店舗を持ち、おんじ屋のほっこりした雰囲気を消費者に直接伝えていきたいと意気込む。

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