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農業共済新聞

従業員の生活も守る手段【ネットワーク東海10月4週号】

2020-10-26

 「茶は霜などの天候や市場価格に左右されやすく、経営努力だけではカバーできない部分が大きい作物だと思う」と話す森川(もりかわ)浩明(ひろあき)さん(49)は、四日市市水沢野田町で茶840㌃を栽培している。


↑「リスクへの備えとして、収入保険は頼りになる存在」と話す森川さん

 今年は新型コロナウイルスの影響で市場価格が暴落し、大きな打撃を受けた。
森川さんは「一番茶の価格が去年の二番茶よりも低い状態になってしまった」と嘆く。

 本来であれば一番茶の市場価格は二番茶の倍ほどだが、今年は買い手が付かず、出荷量が激減。
「出荷できなくても管理のためには刈取り作業が必要。泣く泣く茶葉を刈り落として廃棄した」という。
廃棄したにもかかわらず肥料代や人件費は、通常時と同額かかるため、収入は減少する一方だ。

 そんな中、「昨年から収入保険に加入していたおかげで、支払われた保険金を営農資金に回すことができた」と安堵する。

 また、従業員を雇う立場でもある森川さんは、「お給料を支払えないということは許されない。収入の8割を補償してくれる収入保険のおかげで、安心して眠ることができる」と話す。

 収入保険に助けられた実体験から、周りの茶農家にも加入を勧めているという。「これからは農業者が自分自身で経営を行っていく時代。収入保険は、その危険分散の一つになる」と話す。

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