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農業共済新聞

効率化と収益アップを【ネットワーク東海8月4週号】

2020-08-25

「『伊賀がおいしいブドウの産地だ』と言われるように広めていきたい」と話すのは、伊賀市に就農して2年目で「にん忍葡萄園」を経営する寺嶋竜二(てらしまりゅうじ)さん(34)。
ブドウ「ピオーネ」「「クイーンニーナ」「安芸クイーン」「サニードルチェ」「シャインマスカット」を栽培し、今年初収穫を迎えた。

 以前は大阪在住で会社員だった寺嶋さんは4年前、収穫の喜びが得られて、家族と一緒の時間もつくれると考え、退職した。農業大学校で学んだ後に名張市のブドウ農家で研修。去年、農業を本格的に始めた。


↑ブドウを収穫する寺嶋さん

 にん忍葡萄園では根域制限栽培を取り入れている。従来の栽培方法よりも成長が早く、栽培の翌年には収穫ができ、高糖度生産や着色向上も見込まれる。

 栽培品種の中でもサニードルチェは、しわや裂果が発生しやすく、栽培が難しい面もあるが、さわやかな酸味と独特の食感が特徴だ。種無しで皮ごと食べることができ、新たな人気品種として、期待が大きい。

 収穫したブドウは、伊賀市内で8月中下旬に販売する。ブランドイメージを高めるため、贈答用の箱のデザインも重視する。

 就農する場所を探すところから始めた農業は、「マニュアル通りにいかず、まだまだ手探り」という寺嶋さん。「農業の魅力は、常に変化して、新鮮さを感じることにある」と話し、今後は作業の効率化を図るとともに、新たな特産品として収益アップも目指している。

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