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農業共済新聞

自社農産物の飲食物提供 人が集う場所に【ネットワーク東海8月2週号】

2020-08-12

 道の駅海山は、熊野古道・馬越(まごせ)峠入り口付近にあり、近くを流れる銚子(ちょうし)川にも年間を通じて多くの人が訪れる。

 デアルケの岩本修(しゅう)代表取締役(34)は「無いものは作っていく。生産者である強みを生かし、ユニークな商品作りを目指しています」と話す。


↑「この場所を目的に来てもらえるものを作りたい」と話す岩本代表取締役

 デアルケでは、町内2カ所にあるハウス25㌃でトマトやイチゴ、イチジク、フルーツホオズキの栽培に取り組んでいる。土を使わずに、養液栽培で行う。日照量などによって濃度や水分量が調節され、自動的に給液される。ハウスや内部の設備は機械系エンジニアだった父親の協力を得て、自社で設計し施工した。

 ジュースやジャムなど加工品の製造・販売にも力を入れる。岩本代表取締役は「商品開発していく中で飲食店の展開も視野に入れていました」と話す。

 カフェの人気ドリンクは自社産の高濃度トマトを使用した「ハニートマト」と「フィサリスミルク」。「フィサリス」とはフルーツホオズキのことで、自社生産している。糖度が高く、程よい酸味が特徴だ。

 さらに、デアルケのトマトや地元産野菜をパンに挟んだミニドッグは「ローストビーフ」や「さんまタツタ」など8種類の味をそろえた。新鮮な野菜を使ったサラダと、ミニドックをセットにしたお得なランチプレートも用意している。


↑左からハニートマト、フィサリスミルク、ミニドッグ

 新型コロナウイルスの影響で客足が遠のいていたが、緊急事態宣言が解除されてからは観光客が徐々に増えているという。6月からは提供開始時間を1時間早めるなど、多くの人が利用できるようにした。

 岩本代表取締役は「県外からのお客さんと地元の方、どちらにも立ち寄ってもらいやすい場所にしたいです」と話す。現在はフィサリスを使った新商品を開発中だ。

「今後は大型スクリーンを設置し、若い世代が道の駅に足を運びたくなる空間づくりをしてみたいです」と話す。

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