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農業共済新聞

一味唐辛子と特製ソースに加工 地域をホットに【ネットワーク東海6月4週号】

2020-06-24

 温暖な気候が特徴の熊野市では、新たな栽培品目としてトウガラシが注目されている。
毎年開催されている「熊野辛いものフェア」は、参加する十数店舗が、地元産トウガラシを使った特別メニューを提供するイベントだ。年2回開かれ、期間は1回約1カ月半にわたる定番イベントになっている。

 熊野市の「株式会社くまの農業振興公社」では、ビニールハウス2棟3・24㌃と露地10㌃で「プサジュエラ」、「ハラペーニョ」、「ポブラノ」、「羅帝」、「プリッキーヌ」、「ハバネロ」を栽培。自社産トウガラシを使った一味唐辛子と特製ソースを販売し、地域を盛り上げている。


↑左側がハラペーニョ、右側がポブラノ

 ハウスの管理を任されている丸幸一郎さん(46)は、「中山間地域ということで長年悩まされてきた獣害に強い作物として、トウガラシに着目しました。気候が栽培に適していることもあり、2014年に生産を始めました」と話す。



 一味唐辛子は品種ごとの品ぞろえで、チヂミやビビンバなどさまざまな料理への活用が期待できるという。同じくプリッキーヌを使ったトウガラシソース「熊野生唐辛子」は酸味が特徴で、ギョーザやピザ、焼き肉と相性が良い。ニンジンペーストやリンゴ酢を加えて食べやすいように工夫している。


↑手前が一味唐辛子、後ろが生唐辛子

 商品は市内の道の駅や熊野市駅前特産品館などで販売。幅広い年齢層に好評で、ふるさと納税の返礼品としても喜ばれているという。丸幸さんは、「たくさんの人に味わってもらいたいので、お手頃な価格で販売しています」と話す。

 また、トウガラシの産地化に取り組んでおり、市内の農家を対象に栽培協力者を募集し、生産拡大に努めている。

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