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農業共済新聞

6次化商品にも注力【ネットワーク東海4月4週号】

2019-04-24

ニンニク畑で石倉さん。今後もベースは土作りという


 「この地域に適したものを作っていきたい」と話すのは、紀北町の紀伊ファーム・石倉至さん(39)。主にニンニク、カボチャ、サツマイモ、サトイモ「八つ頭」を約150㌃で栽培している。

 農業を始めたのは大学で農学部に進学し、基本的な知識を学んだことがきっかけだ。大学院卒業後、化学メーカーに3年間勤務。「農業がしたい」と思い、28歳で退職し、米国で1年半の農業研修を受け、故郷の紀北町で農業を始めた。 

                    
 最初は思うように育てることが難しく苦労した。自然災害や獣害が多く、対策をしても病害などで収穫が安定しなかった。

 そこで落ち葉で堆肥を作り試行を重ね、まずは土壌を改良。この地域の気候に合ったものが育てられ、規模も少しずつ拡大しながら安定して収穫できるようになった。

 特に力を入れていくのがニンニク。梅雨や台風の時期を避けて栽培ができるため、安定的に収穫ができ、需要もあるので規模を広げていきたいという考えだ。

 また、6次産業化にも力を注ぎたいという。中でも干し芋は人気商品。紀北町の特産品「くき漬け」を多くの人に食べてもらえるように八つ頭の生産にも精を出す。 

 「ただ育てるだけでなく、自分と同じように若い人たちが農業をしたいと思えるきっかけになれば」と農業体験ができるように考えている石倉さん。今後も土作りを大切にしながら、多くの人に自慢の野菜を届けていく。

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