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農業共済新聞

自家産茶でパンーカフェの開業へ【ネットワーク東海1月1週新年号】

2019-01-04

お茶の魅力を多くの人に伝えたいという汐里さん


 創業以来、伝統を守り続けている茶園が四日市市水沢町にある。その茶園・池田製茶の池田(いけだ)汐里(しおり)さん(27)は、「茶をそのまま販売するだけでなく、6次産業化で幅を広げることで、多くの人たちに茶を味わってほしい」と話す。

 現在、茶園は7㌶あり、両親と3人で管理している。かぶせ茶は、一番茶芽に直射日光を遮る黒いシートをかぶせて栽培する。渋味のもとであるカテキンは通常の煎茶より少なく、テアニンが多くなるので旨みが増し、煎茶の爽やかさと玉露のうま味を楽しめる。

 繁忙期が過ぎると、自家産茶を使ったパンを販売して6次産業化に力を注ぐ。この地域は茶農家が多く、汐里さんも幼いころから手伝っていたが、当時は茶が嫌いで高校を卒業して就農してからも仕事になかなか誇りが持てなかったという。

 そんな中、「四日市茶農家女子会」に参加して、活気のある先輩たちと茶の試飲や講座のPRをしていくうちに、茶の魅力にどんどん惹かれていった。パンを作るきっかけにもなり、独学で一から学び、パン販売までできるようになった。「お茶の魅力を伝えていきたい」という思いから、茶とパンを提供するカフェを開業する予定である。

 また、会員制交流サイト(SNS)やホームページを活用することで、同世代に茶の魅力を伝え、「茶仲間を増やしていきたい」と語る。

 今後はカフェの開業に向け、ここでしか味わえない茶を追及しながら伝統の味を守っていく。

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