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農業共済新聞

国産シェア1%目指す【ネットワーク東海12月2週号】

2018-12-07

「単収を向上させ、ゴマ栽培の魅力や価値を高めたい」と森代表



 自給率が低い国産ゴマの生産量を少しでも上げようと、鈴鹿市西冨田町の株式会社モリファーム(森和彦代表、47歳)は、2年前から県内のゴマ加工会社と共同で約2㌶を栽培している。

 ゴマの種子ができる「さく果」は、成熟すると開いてゴマ粒が飛び散るため、収穫するタイミングが難しく、収穫後の手間も多く収益性が低いことから、栽培農家が少ないといわれる。自給率は約0.1%で99%を輸入に頼っている状況だ。

 しかし、近年の健康志向の高まりから、セサミンやセサモリンなどの含有量が多いゴマが注目され、消費が増加。そこでゴマ加工会社が三重県を国産ゴマの一大産地にしたいという考えから、森代表にゴマの栽培を持ち掛けた。

 水稲30㌶・麦40㌶・大豆40㌶を作付けする森代表は「このままでは国産ゴマがなくなってしまうという強い思いが湧いたので、栽培してみよう」と同意したという。

今年収穫されたゴマ


 水稲栽培などに使用している大型農機具を活用することでコストを抑制。効率的に作業を進め、農薬をほとんど使用せずに栽培し、安全・安心な国産ゴマを消費者に提供できるよう努力している。

 また、雑草の管理やコンバインで収穫できない部分などは、市内の福祉事業所と連携し、手作業で行うなど、収量の増加を図っている。

 森さんは「国産シェア1%を目指したい。単収を向上させることで、転作作物としてのゴマ栽培の魅力や価値を高めていきたい」と意欲的だ。

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