NOSAI三重は「信頼のきずな」で農家・地域の未来を支える活動をしています。

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農業共済新聞

安全・安心を重要視【ネットワーク東海11月4週号】

2018-11-21

作業の様子


玉城町にある株式会社マルタカ農産の松尾(まつお)高敬(たかのり)代表取締役(43)は、5年前に水稲8㌶と麦12㌶で農業を本格的に開始。現在、従業員5人と玉城町を中心に水稲19㌶と麦29㌶、野菜4㌶を作付けている。

食品の安全や環境保全などに取り組む農場に与えられる農業生産工程管理(GAP)の認証を受けるなど、消費者の安全・安心を重視し、事業拡大を見据えている。

「あの時に声を掛けてもらってなかったら、就農していなかった」と話す松尾さんはサラリーマンとして働きながら、農業機械銀行に関わっている知人の手伝いで信頼を得た農家に声を掛けられたことが、農業の道に進む決意をするきっかけになった。

作業の様子


「人の口に入るものだから」と、マルタカ農産では安全・安心して食べられる農産物を意識しており、化学肥料の使用をなるべく抑えて、食物残さなどを使った有機肥料を多用している。

昨今、食の安全性が重視されることや変動する市場に対応するため、米や麦でJGAPを、キャベツとニンジン、ブロッコリーでASIAGAPの認証を受けている。

GAPの認証を受けることで農産物に新たな付加価値が付き、販路拡大につながるという。ゆくゆくはGLOBALG.A.Pの認証取得を目指している。

農作業への投資も惜しまず、今年は小麦の土壌改良に力を入れた結果、減少気味だった収量が改善された。

笑顔が素敵な代表取締役・松尾社長


マルタカ農産は規模拡大と共に従業員の雇用安定のため、2017年6月に法人化。

従業員が和気あいあいと仕事ができる環境づくりを心がけており、障害者雇用にも前向きで、従業員の中には特別支援学校の卒業生もいる。

松尾代表取締役は思い付いたことはすぐに調べ、積極的に人を訪ねることで人脈を広げ、活路を見出してきた。携帯電話には常に連絡が入るという。

「目先の利益を考えていたら、ここまでにはなっていなかった」と話す。

6次産業化も視野に会社を展開し、今後は「障害者が働く事業所をつくりたい」と話す松尾代表取締役。

大事な農地を自分に預けてくれた人への感謝の気持ちを忘れず、やりたいことを実現するため挑戦は続く。

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