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農業共済新聞

農薬と化学肥料不使用の茶、仏国などに輸出も【ネットワーク東海8月2週号】

2018-08-08

安心して飲めるお茶を提供する竹尾英之さん


 津市芸濃町の竹尾英之さん(41)は、県外の大学へ進んだものの「安全・安心な自然の味」を追求して茶を作り続ける父の姿に心を動かされ、その経営理念を引き継ぐため、卒業を機に実家の竹尾茶業へ戻った。

 約4.2㌶で農薬や化学肥料を一切使わずに栽培。害虫は「天敵昆虫」で駆除し、雑草は手作業で取り除く。

 茶の市場価格が低迷する中、顧客からの要望を取り入れた新商品の開発に取り組み、ティーバッグなど少人数家庭でも使い易い少量販売を始めた。また、半発酵茶の製造を三重大と共同開発し、「有機茶パウダー」など売れる商品作りに力を入れる。

 インターネットでの販路拡大を推し進め、消費者に直接届ける小売りを増やして経営の安定につなげた。

 フランスをはじめ海外からの発注も絶えない。

 一昨年、新しい経営理念で日本の地域農業をリードする青年農業者に贈られる第75回中日農業賞を受賞した。

 「今の自分があるのは、父の背中を追い掛けてきたから。これからも、安心して飲める美味しいお茶を世界中に届けたい。」と一面に広がる茶畑で話した。(植谷) 

▽竹尾茶業ホームページ
http://www.kodawari.or.jp/

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