NOSAI三重は「信頼のきずな」で農家・地域の未来を支える活動をしています。

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

農業共済新聞

より良い品質のものを提供【ネットワーク東海3月4週号】

2018-03-28

 

 「地域の人とのつながりを大切にし、お客様にも元気になる素材を届けたい」と話す桑名市の今安ライスセンター代表の伊藤宏幸さん(45)。現在、圃場6㌶で全県内では珍しいもち小麦「もち姫」の栽培に取り組んでいる。

 「桑名もち小麦」と名付け、特産化を目指し、商品化するプロジェクトに関わる。当初、生産調整による麦作りに興味を持てなかったが、同市の食品材料会社・保田商店から、もち小麦を紹介された。

 種播きは秋の長雨、収穫は梅雨と重なり収穫するまで気が抜けない。寒冷地に適しており、初めて栽培する品種なため、当初は栽培について若干の危惧もあったが、今では収量も安定し、栽培面積も増やしている。



 農商連携を図り、小麦は全て同商店が買い取り、県内外の飲食店でもち小麦を使用した料理やパンが提供されている。同商店代表の保田与志彦さん(47)は「小麦のでんぷん質にもち性を持っているので、小麦しか使用していなくても、もちもちとした食感が味わえる商品に仕上がります」と話す。
その特性を生かしたもち小麦は、パンやケーキなどに使用すると、小麦風味そのままにお餅のようなもちもち感としっとり感が味わえ、麺にするとツルツルとした独特の食感が味わえる。

 プロジェクトでは小麦の栽培以外にも桑名もち小麦に関心を持ってもらおうと、種播き祭りや麦踏み体験、収穫祭などのイベントを開き、家族で参加できると好評だ。
 「若い世代が農業離れしている中、このプロジェクトを通じ、少しでも気軽に農業に携われる環境を提供し、多くの方に農業に興味を持ってもらえれば嬉しい」と伊藤さんは話す。

 ▽今安ライスセンター=電話0594(29)2149

ページトップ