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農業共済新聞

理想へ前向きに【ネットワーク東海2月2週号】

2018-02-14

笑顔で話していただいた東江里さん


 「何でも教えてもらえるのは就農一年生の特権ですね」と真っ赤に熟したイチゴを手に笑うのは、三重県伊勢市在住の東江里さん(33)。就農してから初めての収穫シーズンを迎えており、4月末までの継続した出荷を目指している。
 就農したきっかけは娘の「もうイチゴないの?」という言葉だった。イチゴ農家の伯父のおかげで冬から春にかけて常にイチゴがある環境で育ったが、2年前に栽培をやめてからは贅沢にイチゴが食べられなくなった。「それなら自分でやってみよう」と思い立ち、非農家で農地も無いゼロからの就農を決心。イチゴ中心の暮らしが始まった。

自分で思い描くイチゴを作れるよう勉強あるのみ」と語る東さん


 平成28年9月から9ヵ月間、JA伊勢イチゴ部会の西村部会長の下でイチゴ栽培の基礎を学びながら自身のハウスの準備も進め、平成29年6月にイチゴ農家としてデビュー。500平方㍍のハウスで高設栽培をしている。
 就農してわかったことは、栽培には高いスケジュール能力が必要だということ。イチゴは収穫期間が長いため、安定した出荷を行うためには綿密な栽培計画が必要となる。味が良く、大きいイチゴを育てるために、樹体の成長も考慮し、どの時期にイチゴを摘果するかを考える。東さんは「先輩農家の教えのとおりに作業してもなかなかうまくいきません。とにかく今は経験値を増やす時期ですね」と話す。
 自らを「実践型人間」と認めるように、まずは樹体の状態を把握することに努め、少しでも気になることは積極的に先輩農家に質問する。西村部会長も「江里さんは観察力も高いし行動力もある。これからどんどん成長するよ」と期待を寄せる。
  「今後の目標は、一粒30㌘以上の2L、3Lサイズと呼ばれるイチゴを安定して作ることです。サイズの大きいイチゴは迫力があり、パックに詰める際の作業効率も良くなります。自分で思い描くイチゴを作れるよう勉強あるのみですね」と楽しそうに話す。

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