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農業共済新聞

土作りに力を入れて【ネットワーク東海10月2週号】

2017-10-11

トマトハウスで北川さん。「微生物が活発に働き、ミネラル豊富な『生きた土』だ」



「おいしくて体に良い安全・安心な野菜を消費者に届けたい」と話す多気町の北川清生さん(62)は、約2千平方㍍のハウスでトマトの栽培に取り組んでいる。
「すべて自らの手で魂を込めて作り上げれば、土も野菜もよい顔を見せ、応えてくれる」と北川さん。土作りを第一に考えていて、地元で入手できる枯れ草と発酵肥料を使用している。この土作りを10年間続けた土壌では、微生物が活発に働き、ミネラルが豊富だ。「『生きた土』が生成される」と言う。
北川さんは「化学肥料を使用せずとも安定した状態で野菜を収穫できるようになった。肥料費を抑えて、質の高いものが提供できている」と話す。収穫量が増えれば、価格を下げて提供できるため、消費者にもっと受け入れられるのではないかと期待する。
有機栽培を盛り上げ継承していくことで地域の活性化につながると考え、今年8月に有機栽培のグループ(22名)を設立。町内スーパーの産地直売コーナー「たきいちばん」に出荷している農家の交流から、同じ考えを持つ者同士で結成された。メンバーには若い世代も集まり、意見交換が盛んに行われているという。
町内の農地で先ごろ、県や役場も交えて有機栽培の現地研修会を実施。土作りの基となる枯れ草堆肥と発酵肥料を使用し、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリーの苗を植えた。収穫後には、味を確かめる会(鍋パーティー)の開催を予定だ。
北川さんは「消費者のニーズに応えるため、さらなる有機栽培のより良い方法を模索し、地域で広めていきたい」と意欲を見せる。

有機栽培の現地研修会

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