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農業共済新聞

郷土愛を育みたい【ネットワーク東海8月2週号】

2017-08-09

摘果作業の説明をする松本会長



「みかんの授業をしたということが子ども達の記憶に残るように」と話す、御浜町の農業を考える会の松本昌士会長(44)。所属する会員と一緒に、小学生を対象にかんきつの学習会を開催。その他、新規就農者の受け入れや農業後継者の育成活動に力を注いでいる。

三重県御浜町 農業を考える会

農業を考える会は発足約20年になり、構成員は12人。松本さんが会長を務めてからは4年目になる。御浜町の小学五年生を対象に地場産業であるかんきつの学習会を毎年開いている。

「学習会で地域の農業を楽しんでくれたら」と松本会長



楽しく食育伝える

学習会は、かんきつ栽培に理解を深めてもらうことや、将来の担い手候補の育成を目的に開催。また、食育についても楽しく学べるものとなっている。

摘果作業に励む児童ら



摘果や収穫など年4回開催
児童の関心の高さに喜び


本年度も4回の学習会を予定していて、1回目は先月下旬に行われた。学習会ではメンバーが、「御浜町は三重県の南部に位置し、温暖な気候からかんきつ栽培に適していること」「町内農業の約56%をかんきつが占めていて、その内の72%が温州ミカンであること」などを説明していた。また、かんきつ栽培では、収穫するまでに病害虫防除をはじめ摘果、水分や温度を調節するマルチシート敷き、収穫、剪定など多くの作業があることを紹介。「6月から7月の摘果作業は、生育不良の果実をもぎ取ることで、実の量を調節する重要な作業です」と伝えていた。
中にはかんきつ農家の児童もいて、マルチシートや病虫害に使用されるスピードプレーヤーなどを知っている子もいたという。また、児童たちは3年生のときに町開催のかんきつ学習で学んだ内容を覚えていて、メンバーらは「児童たちのかんきつ栽培に高い関心をもっていることをうれしく思った」と話す。
 説明後、児童らは、先輩が学校横の畑に植樹した「味一号」で摘果作業を体験。会員たちは、「実の成りすぎを防止したり、全体の大きさが整うよう行います」と児童に説明していた。
 今後、9月に収穫体験、1月に餅つき大会(もち米にミカン果汁混ぜて作る)、ミカンの食べ比べが行われる予定だ。
 松本会長は「この学習会を通して、地域での農業継承を担ってくれる子が成長し、大人になった時に、ふるさとの特産品であるかんきつ栽培の体験をしたことを思い出してくれたらうれしい」と笑顔で話してくれた。

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