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農業共済新聞

トマト作りも”S級”に 【ネットワーク東海1月4週号】

2017-02-01

 「トマト栽培は奥が深いのでとても楽しい。トマト界のS級選手になれるように、おいしいトマトを作り続けたい」と話すのは、いなべ市員弁町で「S級ファーム」を経営し、6年になる日紫喜修司さん(53)。

「『とまと=当的』」で、的に当たる縁起の良い食べ物と心を込めて栽培しています」と話す、日紫喜さんと妻の陽子さん(48)

 農園を始める前は、競輪のプロ選手で、最高位のS級にも在籍していたことが農園名の由来となっている。実家の使わなくなったハウスでメロンやスイカを作り、選手仲間にプレゼントしたところ好評で、「甘くておいしい」と喜んでもらったことがうれしかったと振り返る。

 引退後は農業の道を歩もうと決意。トマトが嫌いな子どもにも食べてもらえるように、ミニトマトで新規就農した。「量より糖度」を目標に、自分なりに有機農法を実践して、土づくりから始めた。2千平方㍍のハウスで「アイコ」「あまっこ」の2種類を栽培し、市内の農産物直売所や愛知県のスーパーで販売している。

 農園では手売り販売も多いことから「自分がこの場にいない時でもお客さんの迷惑にならないようにしたい」と思い、トマトを自販機で販売できるよう導入した。「新鮮で、時間を気にしなくて買える」と好評で、今では手売りよりも売り上げがいいという。

導入したトマト自販機は冷蔵、冷凍機能も生かせる

 トマトの加工品にも挑戦しており、現在、いなべ市の農産物直売所「うりぼう」ではトマトジェラートを販売している。

 これからは出荷シーズンが終わる六月末に処分したトマトを、ジュースなどの加工品として有効活用していきたいと意気込む。「選手時代と同じく、努力次第で評価が変わる。自分たちが試行錯誤して培ってきた自慢のトマトを、とにかく一度食べてほしい」と話す。

 ▽問い合わせ=S級ファーム(TEL090・2269・3130)。自販機は一袋500㌘で500円(税込み)で販売。

収穫されたトマト

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