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農業共済新聞

米を結婚式用ギフトに 【ネットワーク東海5月4週号】

2016-06-07

 「新しいことに積極的に取り組み、農業を生き生きと作業する姿、見かけた方々も楽しくなるような魅せる農業を目指しています」と話すのは、員弁郡東員町の有限会社アグリベース辻代表の辻英治さん(53)。水稲40㌶、麦30㌶、大豆30㌶の他に水耕栽培や露地栽培、6次産業として結婚式用ギフトの開発、製造、販売を行っている。

さまざまなバリエーションにラッピングされた結婚式用ギフト

 6次産業化の取り組みとして、2012年にお米を用いたギフトが試案されたが、当時この事業に進展はなかった。昨年雇用した二十代の女性従業員二名の、若い世代の考えと女性ならではの感性で、結婚式用ギフトを考案したことで本格的に始動した。

 稲の花はほんのいっときしか見られず、白い花を付けた稲を風が揺らす風景は、田んぼの中に舞い降りた天使のようということで「アグリエンジェル」として直売ブランドを発足。日頃食べているお米だからこそ「生まれ育った地元の味で、素敵な意味のあるお米を食べて幸せになってほしい」という想いから、結婚式の引き出物、ウェルカムギフト、出産の内祝いなどの製作が進められ、今年度から結婚式場のカタログギフトとして店頭に置かれている。

 出産の内祝い用は、お米一合を真空パックにして不織布でラッピングしたものや、赤米・黒米を混ぜた商品がある。結婚式用では、お米一合の真空パックにしたものを6種類のラベルや不織布でラッピングし、いろいろなバリエーションの箱に入れて販売している。米の品種はコシヒカリで、商品は手作業で1からひとつひとつ心を込めて手作りし、きれいなギフトに仕上げることを心掛けている。

農作業する女性従業員

 若手女性従業員は「農作業に限らず結婚式用ギフト製作が加わり、体力仕事からギフト作業まで色々なことができて楽しい。自分たちで考案したものが形になっていくことがうれしい」と話す。現場仕事も積極的に出て、時には大型重機を乗りこなす姿は、次世代の活躍に大きく期待が高まる。

 「今後もより良いものが作れるよう改良しながら新しい商品開発、販路拡大を目指していきたい」と辻さんは力強く話す。

▽問い合わせ先=有限会社アグリベース辻(℡0594・76・4091)

▽ホームページ=http://agribasetuji.com

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