NOSAI三重は「信頼のきずな」で農家・地域の未来を支える活動をしています。

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

農業共済新聞

地域住民の憩いの場に 【ネットワーク東海2月2週号】

2016-02-15

 亀山市辺法寺町にある公園「穴虫の郷」は、春から秋にかけて四季折々の花が楽しめるとあって、住民の憩いの場となっている。

ハス池(夏にはハナハスで満開になる)

 「穴虫の郷」はもともと、土砂崩れにより耕作が放棄された田と、約80㌃の休耕田だった。「退職後のパワーを、地元への恩返しや社会貢献に役立てられないか」という思いから、2006年1月に辺法寺町自治会の60歳以上の有志で結成された「町おこし六〇会(ろくまるかい)」が公園に整備した。

 敷地内には、ハナハスを中心に、コデマリ、ユキヤナギ、アジサイ、ショウブ、モミジなどの花木苗を植栽し、散策道やあずまやなどの園内施設を設計から施工まで、自分たちの手で行い整備した。

収穫後のわらを使用した「いのこ」

 毎年夏に開催される花蓮まつりでは、約20㌃の池で満開のハナハスを鑑賞することができる。流しそうめんやザリガニ釣り、かかしコンテストなど、多数のイベントも開催され、県内外から多数の見学者が訪れるようになった。

 さらに公園の一角では、辺法寺町自治会が属する野登地区のまちづくり協議会が、住民どうしの交流を促す三世代交流事業として、お年寄りと子どもが一緒に、田植えから稲刈りを行っている。収穫後は、わらで「いのこ」を作って収穫を祝ういのこ祭りも行っている。

 有志が地元のためにと造った公園は、地域住民の憩いの場だけでなく、次の世代へ想いを繋いでいく場所としての役割を担っている。こうした取り組みに対し、辺法寺町自治会の川戸会長(72)は「人間関係の希薄化、地域社会に対するニーズの複雑化や多様化などにより、互助・共助の精神が薄れてきている。地域に対する想いや繋がりを引き継ぐためにも、こうした活動を続けてもらいたい」と話す。

会員が造ったあずまや

ページトップ