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農業共済新聞

認知度高めて販路拡大へ 【ネットワーク東海12月1週号】

2015-12-02

  いなべ市大安町の高柳地区営農組合(出口昭彦代表理事=61歳)では、水田経営・作業受委託のほか、2005年から本格的に生産を始めた赤米を、近郊の直売所を中心に販売するなど、地域の活性化に取り組んでいる。

「毎年収穫が楽しみ」と話す森田さん

 大安町では、昭和の終わり頃から有志により、町おこしを目的とした赤米の生産が始まった。奈良時代に奈良の大安寺の寺領だった縁で、大安寺へ年に一度赤米を奉納している。

 品種は紅染めもちで「大安桜米」と名付けて商標登録し、みえの安心食材に認定された。

 赤米と白米を混ぜて炊くと、ほんのり桜色の上品な赤飯となり、お祝いの席や日々の食事に好んで取り入れられている。また、赤米には赤色の色素に含まれる「ポリフェノール」が豊富で、白米に比べてタンパク質やビタミン、ミネラルが多く含まれていることから、健康志向の消費者から高く支持されている。

 いなべ市では、子供たちに農業への関心を持ってもらおうと、食育活動の一環として収穫体験や赤米を給食用に提供するなど、地元との関わりを大切にした取組みも行っている。

みえの安心食材に認定されている「大安桜米」

 本年産米は一反当たり300㌔ほどを収穫し、直売所や東京、名古屋のアンテナショップで販売している。また、業者と提携し、赤米入り玄米茶、粉末を利用した赤米ロールケーキなどバラエティに富んだ商品へと展開している。

 同組合副理事の森田久生さん(65)は「鮮やかな赤色を出すために毎年、試行錯誤しています。大安町産赤米の認知度を高めて、さらに販路の拡大を図っていきたい」と意欲的に話す。

穂が赤く色づいた水田は美しい景観を演出している

▽問い合わせ=農事組合法人 高柳地区営農組合
(TEL0594―78―3587)

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