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農業共済新聞

新鮮、手頃 地域のために 【ネットワーク東海11月1週号】

2015-11-04

 津市白山町にある農産物直売所「ぬくいの郷」では、地元産の野菜や切り花などの商品が数多く店頭に並ぶ。新鮮な農産物が手ごろな価格で手に入ると、開店直後から多くの客が来店している。 

開店直後から休みなく利用者が集まる

  「ぬくいの郷」は、有限会社「はくさん地域おこしの会」(浅井競社長=75歳)が、2005年に立ち上げた農産物の直売所。地元の伝説に出てくるあたたかいという意味の言葉「ぬくい」を店名に取り入れている。地元のために安いものを提供したいというのがきっかけだった。現在では地元だけでなく、愛知県や岐阜県などの利用者が半数以上を占めている。午前8時から午後3時までの営業時間に、1日に平均250人が訪れる。 

  直売所には旬の野菜や加工品、おいしいと評判の地元の米「一志米」、切り花などなどさまざまな商品が並んでいる。旬の時期になるとワラビやウドなどの山菜も店頭に並ぶ。野菜や切り花などは毎朝農家が店頭に並べ、当日売れ残ったものは農家自ら回収をする。どれだけ売れたかが一目でわかるため、回収にやって来るのも出品した農家にとっては楽しみになっているという。  

地元産の「一志米」

 さまざま商品の中で一番の人気が「ぬくいさんとうふ」だ。地元の契約農家が作った大豆「オオツル」という豆腐に適した品種を使用している。隣接する加工所「耕房よってかんせ」で、地元女性グループが毎週火・木・土曜日に、1日150丁を限定生産している。150丁のうち半数以上は地元への予約配達、それ以外を店頭で販売している。午前中には売り切れてしまう看板商品だ。他にも油揚げや味ご飯などの人気商品が出来たてで店頭に並んでいる。  

 またぬくいの郷では季節ごとに、冷やしそうめん、イノシシ汁やサトイモ汁、もちつきをするなど、年に4回イベントを開催している。イノシシ汁は、浅井社長自らが猟でとってきたイノシシの肉を使用する。口コミから広まり、地元だけでなく県外からの参加者も多く訪れる。  

 今後については「豆腐つくりのスタッフも高齢になってきており、心配しています。豆腐作りは一朝一夕では出来ない難しい仕事です。後継者を見つけられたらうれしいですね」と浅井社長は話す。  

 ▽問い合わせ先=有限会社はくさん地域おこしの会(TEL059・262・7557)

新鮮な野菜が並ぶ

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