NOSAI三重は「信頼のきずな」で農家・地域の未来を支える活動をしています。

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

農業共済新聞

“堅く鍛える”高品質トマト 【ネットワーク東海7月2週号】

2015-07-08

「土作りが大切」と話す北川さん

    多気郡多気町でトマト栽培を営む北川清生さん(60)は、2006年から栽培に着手し、2千平方㍍のハウスを経営。年間12~13㌧を出荷し、食と健康への思いから化学肥料を一切使用しない循環型農業を展開している。   

 栽培に使用するのは竹炭と枯れ草堆肥を合わせた土。ふかふかとしていて栄養(ミネラル)がたくさん含まれているため肥切れが遅く、11月から約9ヶ月間の収穫が可能となる。   

 栽培は水を控えめに与え、しっかりと根を張らせる。観察力をもって水の量を調整するが、多すぎず、少なすぎずを見極めるのが難しい。冬場は暖房を使わず、寒さを与え糖分を蓄積させる。「身の詰まったトマトができるように、“堅く”育てています。トマトは鍛えがいのある作物なんですよ」と北川さんは話す。   

 生食用の他に、収穫がない時期の消費者への提供と、規格外品を活用したトマトジュース作りに取り組んでいる。ジュースにするトマトは完熟の状態からさらに3日程度熟成させたものを用いる。加工後に口当たりがまろやかで、色合いも良くなるからだ。   

「北川さんちのとまとじゅーす」は無添加で、飲みやすいのが特徴

 「北川さんちのとまとじゅーす(500㍉㍑)」は1本当たりトマト5~6個分に相当し、真空状態にすることで、1年間は日持ちする。無添加のため、自然なトマトの味が生かされ、飲み口はまろやかでほのかな甘みを感じる。後味がすっきりしているため飲みやすいのが特徴。   

 毎年2千本を生産するが、生食の需要に合わせて生産量を調整している。   

 今後は、トマトの周年栽培を目標とし、高糖度トマトの栽培を追求していく。新規就農者に土作りを基礎とした循環型農業を教え、環境の重要性を伝えていきたいとのこと。   

 トマトジュースは特産品販売所の「おばあちゃんの店」や「ふれあいの館」、スーパーの「マックスバリュ多気店」「ぎゅーとら(一部店舗)」にて販売している。  

循環型農業を実施している園地

ページトップ