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農業共済新聞

米作りから広がる活動 【ネットワーク東海4月2週号】

2015-04-08

 御浜町尾呂志地区の担い手グループ尾呂志「夢」アグリ(辻本満哉代表=57歳、会員10名)が、農林水産省主催の平成26年度環境保全型農業推進コンクールで東海農政局長賞を受賞した。

 同グループは2007年に「自分たちのあとに続く担い手がいない。このままではいけない」という思いを抱く有志で結成された。「自分たちが楽しく夢をもって農業に取り組む姿をみて、若い人たちに何か感じてもらえれば」と辻本代表。

 地元の環境に配慮し、全員がエコファーマー認定を取得。減農薬や有機肥料により自然や田んぼの生き物との共生をテーマとしている。「尾呂志夢アグリ米」はそうしてつくられた、グループの主力商品。伊勢のおかげ横丁や三重テラスでのPRも果たした。

田植え作業を待つ田んぼの前で賞状と「純米大吟醸 颪」を手に辻本代表

 また県開発品種「結びの神(三重23号)」や、休耕地でのニンニク栽培、収穫音楽祭の主催、地元学校田の米作り支援などさまざまな活動で地域の活性化を図っている。

 昨年度には「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」で、隣接する熊野市の精密部品メーカー、熊野精工株式会社と連携し、酒米「神の穂」を栽培(30㌃・1800㌔)。5月の田植えから9月の稲刈り、2月には県内の造り酒屋で醸造するといった一貫した取り組みが評価され、今回の受賞につながった。

 「純米大吟醸 颪(おろし)」は熊野古道風伝峠からの朝霧「風伝おろし」から命名され、町内商店やインターネットで購入できる(2100本限定、720㍉㍑、税抜き1850円)。

 「日本酒造りをきっかけとして良いパートナーとも出会えた。今後は獣害対策など、新たな取り組みも考えています」と辻本代表は力強く話す。

 ▽連絡先=辻本代表090-7303-2661

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