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農業共済新聞

「伊賀牛」生産を支える 【ネットワーク東海1月4週号】

2015-01-28

 伊賀市上之庄山崎純也さん(40)は、Uターンし家業を継ぎ、125頭の「伊賀牛」を一人で世話している肥育家。

「90歳近くまでは元気で働きたい」と山崎さん

 「伊賀牛」は伊賀地方で12ヶ月以上肥育された処女牛で、味は「松坂」「神戸」にも負けないブランド牛だ。

 生き物相手なので休日がないが、工夫次第で自分の時間は自由に作れる。「会社員時代は時間に追われストレスが相当あったが、牛相手ではストレスは感じない。」という山崎さん。

 「愛情をかけ、手抜きはせず、手間を惜しまず牛に向かえばそれ以上のものが返ってくる。」と実感している。

 「伊賀牛」の品評会である共励会の1等賞3回・共進会で優等2席と4回連続受賞と、若いながら肥育家の腕は確かだ。

 朝は8時ごろから、糞始末・給餌(1日に1㌧)・ブラッシングと息つく暇もないが、合間を見て牛舎の補修もこなす。給餌台車も手作りで効率を上げた。仔牛の牛舎の拡張も徐々にだが進んでいる。

 牛は人間より体温が高いため、夏場に弱く食欲も落ちる。水をかけてブラッシングが一番だが頭数が多いため全部を毎日するのは不可能だ。そのため改善策としてミストと扇風機で室温を下げる工夫をしている。

 重機を効率良く使え、牛にも人にも余裕がある牛舎に改造し、将来200頭を飼育するのが夢であり目標だ。「生涯現役で90歳近くまでは元気で働きたい」と笑う。

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