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農業共済新聞

注連縄作りの伝統守る 【ネットワーク東海12月2週号】

2014-12-10

「伊勢型」と呼ばれる注連縄を手に角谷さん。この地域では年間を通して飾られる

 角谷吉崇さん(37)は玉城町で注連縄を製造、販売している(有)角谷産業の2代目だ。

 社長である父が体調を崩したのをきっかけに勤めていた会社を辞め、24歳で父と同じ職人の道に進んだ。

 使用する材料の多くは自家栽培。特にメインのわらは長さや色など特徴の異なる8種の稲を栽培し、使用する箇所により品種を使い分ける。

 注連縄の形や飾り方は地域によって異なる。伊勢志摩地域では無病息災を願い、正面に「蘇民将来子孫家門」や「笑門」などの木札を付ける。また、大根のように太く三つ編みした縄の正面に向かって左を株元にする慣習もこの地域の特色で、伊勢神宮に畏敬の念を表したものといわれている。

製作中の注連縄は横70㌢、縦40㌢の特大サイズ。手の同じ筋肉ばかり使うので1日30本の製作が限界という

 「皆さんが晴れやかな気持ちで新年を迎えられるよう良いものを作りたい。技術を磨き伝統文化に貢献していきたい」と力強く語った。

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