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農業共済新聞

農業への興味育てる 【ネットワーク東海11月4週号】

2014-11-27

 津市安濃町にある農研機構野菜茶業研究所安濃本所の一般公開が11月8日に開催された。研究成果の展示だけでなく試食や試飲、野菜の収穫体験などもできるとあって多くの参加者が集まった。

研究成果の展示

 同研究所は野菜や茶の新品種・新技術の開発や基礎研究を行っている独立行政法人で、全国に5拠点が存在する。安濃本所はその中心的な役割を担っている。

 一般公開は静岡県の金谷茶業研究拠点や茨城県のつくば野菜研究拠点でもおこなわれており、安濃本所では毎年11月ごろに開催されている。1989年から始まり今年で25回目、親子連れを中心に毎年千人前後が訪れる。

 研究成果の展示では芳醇な香りが特徴の新品種のイチゴ「桃薫」や、授粉や植物ホルモン剤の処理がなくても実のつく新品種のナス「あのみのり2号」などの紹介の他、同研究所の育成品種のネギ「ゆめわらべ」や、加工後にたくあん臭が発生しないダイコンの試食もあり参加者の関心を集めていた。

野菜の産直販売の様子

 また、ミニ講演会では研究者によって野菜の接木や加工・業務用野菜についてわかりやすい説明がされた。

 同研究所の育成品種であり三重県準奨励品種の茶「めいりょく」と「さえみどり」の飲み比べもあった。

 農作業機械の展示場では研究成果の展示のほか、子供らが農作業機械の運転席に乗り込み記念撮影をするといった場面も見られた。

 主に小学生以下を対象としたダイコンの収穫体験もおこなわれた。子供向けの食育や親子のふれあいにつながればと毎年行われている人気イベントだ。収穫体験で使用される野菜は研究で使われたものではなく、毎年このイベントのためだけに栽培されている。この日も多くの参加者が集まり、ダイコンを収穫していた。

 「一般の方には研究所というとどうしても堅いイメージをもたれてしまう。一般公開を通じて、一般の方にもわかりやすく野菜を知ってもらうことで、研究所への理解も深めていただき身近に感じてもらいたい。また子供たちが農業について興味を持つきっかけにもなればうれしい」と広報の鈴木さんは語る。

ダイコンの収穫体験

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